キッチンカーを運営するのに、場所を確保するのは至難の業。コネがあるなら別ですが、出店場所を確保するために営業しなければなりません。

大型スーパーの敷地内などへの出店を交渉するために、飛び込みで100件以上回る人もいます。飛び込み営業の際は、営業資料を持っていきましょう。手ぶらで行ったら、誰も相手にしてくれません。売り込み用の資料は、車の写真やそのスペック、調理師経験や味へのこだわり、メニューの内容などを明示します。営業許可申請書を持参すると、交渉に応じてくれるところも出てきます。資料作成のポイントは、洒落た車体が施設の中に配置されていたらイメージアップに繋がるなど、施設のイメージアップにもなるということを強調しましょう。

ただし、出店許可が降りても、出店料や多額のマージンを払わなければならい場所も多いので、そこがネックになって断念するケースもあるといいます。双方の条件が折り合うところがでてくるまで、売り込みをしなければならないのです。

営業の形態はキッチンカーだからこそ、通常のカフェにこだわる必要はありません。夜のカフェデリバリーをやって残業する人向けに夜食宅配もできます。多彩なイベントに積極的に参加するのも大切です。

キッチンカーの内部は、ラッピング材など小物も多いものです。狭い車内を有効に使えるかどうかが、勝負ともいえます。内装を自作する場合は、コストダウンはもちろんですが、小さな隙間も利用して好きな棚を作ることができます。天井のゆるやかなカーブの部分に板をあてがって、ちょっとした収納の空間を確保することもできます。小さな空間もアイディア次第で快適なキッチンにすることができます。

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